菊次郎との出会い

寒いですね

 

外の猫たちがどこでこの寒さをしのいでいるのか・・・

 

雪を見てきれいだと思えなくなったのはいつからだろう

 

 

 

 

もみあげが素敵なもなかさん

 

捕獲機に入れたまま獣医さんで軽く麻酔をかけていただいてから

 

手術前の血液検査をして

 

無事に避妊手術をする事ができました

 

抜糸のいらない糸で縫ってありますが

 

すぐに離すのは不安なので、5日間抗生剤を飲ませてから

 

漁港に帰す事に

 

孫の手で触ろうとしてもガリガリと音を立てて孫の手を噛みまくるもなかさん

 

トイレの砂も棚の下にもなかがいると飛びつき

 

パンチと噛みがあるので

 

怖くてできないほどでしたが

 

ゲージからキャリーにどうやって移そうか。。。(>_<)

 

皮の手袋していても、前回のTNRで病院に行ったにゃんむすなので

 

内心朝からドキドキしていました

 

でも、こんな時はムートンが神様のように見えます

 

 

「怖くないですよぉ~、もなかさん」

 

孫の手を器用に使って素手で!洗濯ネットをかぶせ

 

ファスナーを閉めキャリーに入れる手際の良さは

 

「さすが猫使いムートン」と言わずにおれません

 

お腹の傷口にテープが貼ってあり、それがくしゃくしゃになっていたので

 

洗濯ネットの隙間からはがして、傷口がきれいにふさがっているか確認をしました

 

最期まで心を許さず威嚇していたもなかには

 

暖かなベッドでくつろぐ姿は見せなかったけれど

 

寒いこの時期に外に帰すのは辛いですね

 

 

漁港でキャリーから出すと

 

走って姿を消したけれど

 

翌朝確認に行ってみると

 

 

「たらふく食べたよ」と漁港のおじさんが教えてくれました

 

新鮮なガシラが2匹転がっていましたが

 

内臓だけ食べてありました

 

ドライフードも、猫缶もたくさん置いて行ってくれるので

 

事故に合わず元気でいてねと祈ります

 

 

 

 

実は2週間ほど前に見た事の無い猫がいました

 

うずくまって、具合も悪そうで、ガリガリに痩せていました

 

目が合っても動く気配は無く

 

その時はマカロン、シフォン、スフレの保護と

 

もなかのTNRの事で頭がいっぱいだったので

 

「ここならご飯がもらえるから頑張って生きてよ」と

 

保護には踏み切れませんでした

 

翌日には、少し元気が出たのかお腹が空いていたのか

 

にゃんむすの姿を見ると駆け寄ってきました

 

後ろ足を怪我しているのかグラングランとよたつきながら

 

スリ寄って来ました

 

ひどい風邪・・・

 

お尻を見てオスだと確認できほっとしながらも

 

あまりにもやせ細っている姿と

 

これだけの甘え方を見ると飼われていて捨てられた子なのだろうかと

 

シフォンたちを保護した後

 

せめて風邪を治してあげようと

 

点眼と抗生剤投与に仕事の帰りに寄るようにしました

 

 

眉間のしわの感じが疥癬ぽく、耳ダニがいそうな黒さです

 

2日薬を飲ませたけれどそれからぷっつり姿を見せなくなりました

 

どこかで見かけなかったかあちこち聞き歩きましたら

 

数日後に少し遠い場所で見かけたと

 

こんな事なら保護して治療してやれば良かったと思うのですが

 

3匹の仔猫の保護ともなかのTNRでこの子を置く場所が無いし

 

やっと保護部屋の猫たちの風邪がおさまってきたところだったので

 

なかなか決心がつかず

 

「あの猫戻ってきたよ」と連絡が入り

 

見に行くと冷たい海風があおる中

 

他の猫たちはみなどこかで寒さをしのいでいるのに

 

誰かをまっているかのように座っていました

 

 

足のふらつきは少し良くなっていて

 

「どこ行ってたの~!もう!」と怒ってしまいました

 

職場の預かりしてくれる人も猫を保護しているし

 

風邪を移してしまうので、猫を飼っていない人で預かりできる人は

 

いないだろうかと

 

一人頼れそうな人がいたので電話してみると

 

怪我して自分の生活さえ人の手を借りている状態でお願いできず

 

 

車に乗ろうとすると走って来て飛び乗ろうとするので

 

フードを離れた場所に置いて、食べている隙に車を出しました

 

 

シフォンとスフレとマカロンとうぇぴーにお申込みがあった事で

 

この子もなんとかできないだろうかとスタッフに相談し

 

もなかを漁港に戻す日に保護する事ができました

 

 

 

 

 

保護部屋で一番寒い廊下しか居場所が無いけれど

 

幸せへの第一歩だと思って頑張っておくれ

 

足は片方腫れていて、爪が1本抜けていたので

 

酷く打ったのか、抗生剤で様子を見ることになりました

 

耳ダニで耳の穴がふさがっていました

 

 

 

 

毎日点眼点鼻と点耳でお顔も耳もきれいになってきましたね

 

毛も毎日なでてもらうとすこしふわふわしてきてましたが

 

まだまだ痩せています

 

風邪が治ってふっくらしたら可愛いにゃんこに変身しそうです

 

(今も可愛いけど)←保護主バカ

 

名前は菊次郎とつけました

 

甘えて甘えてもだえている菊次郎におひざが空いている方いませんか?

 

 

 

 

ご支援の物資もたくさん届いています

いつも保護部屋の子たちのためにありがとうございます

 

大切に使わせていただきますね