家族が待ってるよ

寒くなってきました

 

今日のような冷たい雨の中

 

捨てられた小さな子たちはどうやって寒さや雨をしのいでいるのでしょう

 

外で暮らす猫たちに厳しい冬がやってきますね

 

 

写真の子は猫を飼っているお家の窓のところに置き去りにされました

 

大きな声で鳴いて、助けを求めていたそうです

 

 

お家で飼ってあげたいけれど

 

猫が大好きなご夫婦は自分たちの年を考えると

 

この子の最後までお世話ができないと判断し

 

引き取る事となりました

 

預かりのAさんのお家でお世話をしていただいています

 

まだワクチンも打てない、日に4回のごはんが必要な生後4週くらいの子猫ですので

 

保護部屋でのお世話は難しいですね

 

 

少し毛が長く、ころんころんの体系ですが

 

綿のように軽く、ごはんをあげると唸りながら

 

近づくとごはんを取られないように手で押さえながら

 

必死に食べる姿に、おなかいっぱい食べることができない環境か

 

母猫のお乳があまりでていない痩せていたせいかなと思います

 

 

 

 

足が短くマンチカンの血が入っているかな

 

名前はコロロ君、男の子です

 

留守時間の短い里親様を募集しています

 

 

なかなかブログ更新ができず、載せていなかった7~9月の記事も

 

少しずつ記録のためにアップしていきますね

 

8月21日の事です

 

こちらはメインちゃん

 

高速バスの停留所に捨てられたようです

 

バスを待つお客さんにすりよってごはんをもらっていたようで

 

兄弟とは思えないもう少し大きな子も一緒でした

 

 

 

こちらはアリーナちゃん

 

とても人に甘える2匹はたぶん飼われていたと思います

 

交通量のとても多い場所に置いていけるのが理解できませんが

 

サンデーちゃんが夜見に行ってくれました

 

簡単にキャリーに入れる事ができ無事保護できましたが

 

そこにはもう1匹白い猫がたそうです

 

 

 

 

黒猫のメインちゃん

 

里親様はご夫婦とも久しぶりの猫との生活です

 

保護部屋ではおてんばさんでしたね

 

幸せの橋を渡って明石っ子になりました

 

メインちゃん卒業おめでとう

 

名前はすももちゃんになりました

 

お家で猫じゃらしでいっぱい遊んでもらえますね

 

 

 

 

そして、アリーナちゃんは

 

卒業生のアル君のお家へ

 

先住猫さんとの相性をみるためトライアル

 

 

最初は威嚇したり怖がったりと

 

里親様も見ていてハラハラする事もあったようですが

 

アル君がいいお兄ちゃんしていますね(アル君が立派な体格になっていてびっくり)

 

 

正式にお迎えとなりました

 

幸せの橋を渡って愛媛っ子になりました

 

アリーナちゃん卒業おめでとう

 

 

名前はキナコちゃんになりました

 

 

 

メインちゃんとアリーナちゃんを保護した時に

 

同じ場所にいた白い猫は

 

人馴れしていない少し大きくなった男の子でした

 

捕獲機で捕獲しましたが

 

去勢手術をしてTNRする事も考えようと話あっていました

 

 

なんとかその場で生きていて、ある程度大きくなっていたり大人の猫は

 

人馴れるれしていないと馴らすまでの時間がかかる事や

 

結果的に保護部屋生活が長くなり、その子にとって幸せなのかと

 

いつも悩んでしまいます

 

そして、大きな問題は保護部屋でお世話をできる数は40匹までと

 

保護団体として登録が許されていますので時々監査が入ります

 

ゲージを2段重ねる事も厳しく注意を受けています

 

 

 

保護依頼が多すぎて

 

生きていけない緊急の子たちを助けるためには

 

保護したくてもできない事がとても多いのです

 

でも、この子の顔を見たら

 

とても戻す事はできませんでした

 

まだあどけなさの残る顔は恐怖でいっぱいです

 

自分がいったこれからどうなってしまうのか

 

不安でたまらなかったでしょうね

 

2~3日鳴き続けていました

 

 

メインちゃんたちと一緒に捨てられたのか

 

野良ちゃんがさまよいたどりついたのかはわかりませんが

 

ゲージに手を入れるとシャーシャー威嚇してゲージの隅っこに逃げて

 

パンチも出ました

 

 

こんな子は人にごはんをねだる事もできず

 

どうやって食べいくのでしょうね

 

 

名前をセンターとつけました

 

孫の手であごをゴシゴシ

 

毎日地道に心をひらいてくれるようにと

 

お世話をするのですが、保護部屋に来れば

 

獣医さんでの検診や、マンソンというカエルなどを食べた子に出る

 

強い虫がいたので注射で駆虫したり

 

虫が駆虫できたら今度はワクチン接種

 

そして、大きくなっていたセンターはすぐに

 

去勢手術と、人に慣れてほしいのに

 

怖い思いを何度もさせなければならない上に

 

子猫シーズンでたくさんの風邪ひきの子たちもいれば

 

1日にほんの数分しかセンターに触る時間はありません

 

 

それでもごはんの準備をしていると

 

「僕も僕も」と鳴いて催促したり

 

撫でると、びくびくしながらも

 

喉を鳴らしてくれるようになってきました

 

 

保護してから3か月

 

一度もゲージから出してあげられず

 

(隔離部屋にいたから、出すと棚に上ってトイレや給水器などを

落とし、隠れてしまいゲージになかなか戻せなくなってしまうのと

遊ばせる事ができる子猫が部屋が満室だったから

隔離期間が過ぎても移動できませんでした)

 

センターはどこで生まれたんだろうね

 

お母さんに甘えていたのかな

 

兄弟たちと無邪気に遊んでいたのかな

 

 

 

一人でさまよっていた時はカエルを食べなければいけないほど

 

飢えていたんだろうね

 

道路でひかれたカエルをはがして食べている子猫をにゃんむすが住む田舎では

 

時々見かけますが、それで事故に合う子も多いのだと思います

 

 

狭い子猫用ゲージでセンターの目に保護部屋の景色は

 

どんな風に映っているのでしょうね

 

長い長い暗い夜を一人で過ごし寂しいね

 

 

保護部屋での生活は保護されたこたちにとって

 

決して幸せな場所ではありません

 

だからこそ、1日も早くここから出して

 

里親様のもとでいっぱい愛所を受け幸せにと願っています

 

ボロボロで来る子が多いから

 

治療して、元気になってみるみるきれいになっていく子たちを

 

卒業し、見送るのはとても寂しいけれど

 

その寂しさ以上に幸せな家族との暮らしを嬉しく思うから

 

この活動を続ける事ができるのだと思います

 

 

 

 

FIPと診断され、できる限りの治療をと思っていますが

 

残された時間はどのくらいあるのか

 

この子に家族のぬくもりをと

 

預かり(ホスピス)、里親様を募集しました

 

もしかしたらとても辛い看取りになるかもしれないので

 

なかなかお声はかかないかもしれないと

 

どうしたらセンターにとって一番良いのか考えてばかりいました

 

 

 

 

 

センター!家族ができるよ!

 

あなたをお迎えに来てくださる里親様が見つかりましたよ

 

FIPが完治した猫もいると

 

できる限りの治療をと

 

一緒に戦ってくれるお父さんお母さんお兄ちゃんお姉ちゃんが出来るんだよ

 

頑張ろうね!絶対に病気に負けないで!

 

 

 

もう涙腺がゆるみっぱなしで

 

仕事をしながら今日は、いただいたセンターへの思いの詰まったメールを思い出し

 

何度も涙がこぼれそうになりました

 

 

 

 

あなたの家族が待っている埼玉には

 

最高に幸せになった卒業生のタマちゃんもいるからね

 

 

どうか祈りが届きますように

 

 

 

コメントをお書きください

コメント: 4
  • #1

    おうきょ(2012年卒業)の里親 (土曜日, 29 10月 2016 01:59)

    涙が止まりません。(あ、鼻水も。)

    おうきょの先代猫は、FIPドライタイプにより、七カ月で旅立ちました。
    センター君と同じく、体が真っ白で尻尾がキジのとても賢いいい子でした。
    共に家族として過ごした時間は短く、大部分は闘病生活だったけれど、それでも私達はこの子と一緒にいて幸せでした。

    人間を信じ始めたセンター君も、家族ができて一緒に病気と闘ってくれるのなら、きっと幸せだと思います。
    FIPも確定診断ではないですよね。(開腹手術などによる細胞診を行わないと、確定診断は出ないかと思われます。)
    抗体値が上がったうえで、FIPによく似た症状が出てるということもあるそうですし。
    もし、FIPだったとしても、治った子もいるのだから。
    センター君もきっと完治すること、祈っています。

  • #2

    きなこ (土曜日, 29 10月 2016 09:27)

    にゃんむす様
    同じく涙で途中、読めなくなってしまいましたが
    センター君に家族が見つかって本当に良かったです。

    預かりさん募集のブログを読むたびに預かれたらなぁ…
    と思うだけで自分も野良猫の子供や捨て猫を保護して
    家族にしたので、これ以上は預かれないので
    里親様が見つかった時は本当に良かったと思います。

    センター君、お家まで、ちょっと遠いけど
    道中、気を付けてね!
    卒業、おめでとう(*´▽`*)

  • #3

    O・Y (土曜日, 29 10月 2016 12:33)

    にゃんむすさん センターくんのことは本当に 本当に良かったですね!
    是非 奇跡が起きて治ってくれますようにと祈っております。
    素晴らしい里親さまご家族ができてセンターくん 幸せになって下さいね下さいね

  • #4

    にゃんむす (金曜日, 04 11月 2016 00:48)

    おうきょ君の里親様

    FIPと聞いた時に、おうきょ君の先代の猫さんの事、ことねちゃんの事を
    思い出しました
    きっと、FIPで家族を亡くした方はみな
    辛い闘病や悲しいお別れを思い出したのではないでしょうか

    FIPはいろんな数値や症状を診て獣医さんが判断すると聞いています
    コロナの数値も高かったですが、たまたまコロナに感染したばかりだったのかも
    しれないし、どんな病気も免疫力や、自己治癒力でよくなる事もあるから
    獣医さんでの治療に加え、たくさんの幸せを感じることが
    病気を克服できるパワーなんだと思っています
    祈りが届きますように


    きなこさん

    宣告された時はショックで泣いてしまいましたが
    あきらめず、闘う事を決めてくださった里親様と
    頑張っているセンターを見ていたら泣いてなんかいられませんね
    絶対に治るんだと信じています

    O.Yさん

    いつもありがとうございます
    なかなか、FIPと診断された子を家族にと言ってくださる方は
    いないと思います
    辛い闘病を覚悟のお迎えの決心
    ご家族のみなさんのやさしさに本当に感謝の気持ちでいっぱいです
    治って、ずっとずっと幸せに家族と暮らせますよう
    祈る毎日です