
まずは新入りさん2匹の紹介から
こちらはコタロウ君
生後11か月の男の子

コタロウ君の兄弟のコテツ君男の子
子猫シーズンに向けて子猫部屋が空になりましたが
大人の猫さんのお部屋は満室です
モックとマリンのお迎えの後は長い間待っていただいてた
ルウルウとオーレを引き取る予定なので
この子たちは隔離部屋のままになりそうです
こんな時期にどうしてこの2匹が保護部屋にやってきたかというと
保護部屋近くに住む一人の女性からの相談で
迷い込んだ1匹の猫に餌をあげたそうで
その猫は一粒口にくわえては去り
また戻ってきて一粒くわえて去り
子猫にドライフードを運んでいたのだと聞きました
そのうち子猫2匹もそのお家へ来るようになり
その女性は動物が苦手で困ったと思いながらも
そんなけなげな姿と飢えている子らを可愛そうに思い
餌を置き続けたそうです
しかし、母猫はしばらくすると姿を消し、残された子猫たちだけが
いつも後を付いてくるようになり、ご近所からも餌をやるなと怒られ
このままでは子猫がまた子供を産んだらどうなるのだろうと
猫のことが不安で心配でと・・・
いろいろ話し合って、捕獲機を貸すことになり
避妊手術の費用もその女性が負担し、TNRする事になりました
女性にオスかメスか確認できないか聞きましたが
猫に触るのは怖くてできないし、お尻を見てもわからないと言うので
ムートンとせめてオスかメスか確認しに見に行ってきました
TNRする事になったらいつもお世話になっている獣医さんへ
ご自分で連れて行ってもらえないだろうかと考えていましたが
ムートンは声がかなり年配のような気がすると言う
車の入れない細い路地を奥に入っていくお家ですので
神社で待ち合わせをしました
迎えに来たのは押し車を押して歩くおばあちゃんでした

こんな素敵な路地が残っていたんだ~と感動しながら
おばあちゃんと猫を探し歩きましたが
猫たちは私たちの姿に何かを感じたのか会えませんでした
おばあちゃんは「せっかく来てもらったのにすまない」と何度も謝まりました
5分ほど歩いて行くデイサービスにも猫たちは付いてくるようで
終わって施設から出てくると外で待っていて
一緒に家まで帰ってくるのだそうだ
どこかに出かけても押し車の音を聞きつけどこからか現れ
後を追う猫を癒されると思う以上にこれからの事を思うと不安になると・・・
翌日捕獲機を仕掛けにサンデーちゃんも加わり
行ってみました
「あれから昨日は姿を見せなかった」と言うので
警戒させてしまったかと思いましたが
玄関の前で話していると「にゃん」と1匹が現れました
昨日の朝から何も食べていなかったのでしょう
すぐに捕獲機に入りました

保護部屋へこの子をゲージに移し、再びおばあちゃんのお家へ行くと
もう1匹の子が家の前で待っていました
用心深く、なかなか捕獲機に入りませんでしたが

無事に保護できました
子猫シーズンに突入していながらも
まだ子猫たちがそれぞれ家で預かっている状況で
保護部屋のそうじも早くに終わり、獣医さんの日じゃなかったので
3人で行くことができたのはタイミングが良かったですね
とは言ってもこの子たち、保護部屋で確認したら2匹とも男の子だったので
このまま戻しても出産の心配は無いけれど
手術はする事になりました
おばあちゃんもこの子らがいなくなると寂しいだろうと思いましたが
お隣さんからもご近所さんからも猫に餌をあげないでと
苦情がきていて、隠れてご飯をあげているそうです
この子らがこれから飢える事無く幸せになるのなら
できるならば里親さんを探して欲しいと言っていました
こういう場合、TNRするべきか引き取るべきか本当に悩みますね
大人猫のゲージの空待ちがあと5匹になったので
頑張ればなんとかなるかな
TNR予定の猫や子猫の依頼は20匹以上ありますが
離乳とともにドドド~と今月は入って来るかもですね
離乳できた子から里親募集の写真を先に載せていきますね
コタロウ君とコテツ君のように
こういう依頼が入った時にすぐに動けるスタッフとゲージの余裕があればいいのですが
できずに断らなければならない事の方が多いのが辛いところです
出来る時にできるだけの事をこれからもしていきたいと思います

今週末に避妊手術の予約をしてあるまぁまぁ母さん
手術の予約はしてあるけれどなかなかタイミングが合わず
会えない事も多かったので
保護できなかったらどうしようかと焦っていましたが
保護部屋へ向かう途中寄ってみたら姿を現したので
皮手袋はめて、キャリーに入れる事ができました
横にいたまぁまぁを産んだばぁばぁが
怒って飛びかかってきました
この前もばぁばぁの孫にあたる子猫たちを3匹私が連れて行くのを見てたので
今度は自分の娘を連れて行くのかと怒っていました
そして一緒にまぁまぁの息子のボンボンも保護する事ができました

知らない場所なので保護部屋では緊張していますが
この子はスリスリのゴロゴロさんなので
素手でキャリーに入れることが出来ました
まぁまぁ母さんは風邪も良くなっていました
TNRなので漁港に戻す予定です
ボンボンはまだくしゃみで鼻水を飛ばしていました
この子は先日卒業したトントン(今はレオ君)のお家へ
トライアルに行きます
漁港ではトントンと一番仲が良かったのでうまくいくといいね

ホクホクさん預かりのはーなちゃん(グレー白)
キジトラの緑君とグリーン君
お目目がくっつぃていましたがきれいになりましたね
まだ手のひらサイズの小さな子たちです
ハーナちゃんにお申込みが入りましたので
ミドリ君とグリーン君里親さんを募集したいと思います

5月4日の夕方の事です
柱の中から子猫の声がすると
ワンニャンクラブさんから連絡がありました
ショッピングセンターの柱の中に子猫が2階部分から落ちてしまったようです
柱の上には人が入れず、きっと屋根の隙間をさまよっている間に
落ちてしまったのでしょうね
案内所で子猫を助けられないか聞いてみましたが
警察も消防も来ましたができませんでしたと
「じゃあ死ぬのを待つんですか?」の質問に
「そうですね・・・」というお返事でした
5月1日の金曜日から子猫の声はしていたんだそうです
必死で鳴き叫ぶ子猫の声を聞いて
助けたいと思ったたくさんの買い物に来ていたお客さんから
なんとか出してあげられないのかと聞かれていたでしょうね
責任者からの説明でも、構造上の問題で柱の中はコンクリや支柱が幾重にも
はられているので子猫を出す事はできないという事でした
警察も消防もその説明を聞けばどうする事もできなかったのでしょう
駆けつけてくれたTご夫妻も警察に電話しましたが
とりあってはいただけませんでした
Tご夫妻は保護部屋の雨漏りも床も窓も直してくださったプロです
素人の私たちが見てもわからない柱の構造がわかるかもしれないと思い
見ていただけないかお願いしました
実はここでの出来事を全て書いてあったのですが
公表できない事の方が多くて記事を下書きのまま削除しました
3日かけて書いた記事でしたので気絶しそうですが(T_T)
たぶん大問題に発展し
ショッピングセンターのイメージも悪くなってしまいそうで
罪の無いショッピングセンターの店舗の方たちに
迷惑になると思いましたので救出するまでの様子だけ少し書いておきますね
ショッピングセンター全体に悪いイメージを持たないでくださいね
心配して親身に相談にのってくださった大型店舗の支配人さんも
猫の事を心配してくださってご協力してくださいました
きっと働いている人たちも猫を助けたいという気持ちは同じでしたので

柱のすぐ横にいた白黒の猫さん
柱の中の子猫を救出できれば連れて帰るからと
説明しましたら、そこにいる猫も連れて行ってくれと・・・・
全く抵抗する事無くキャリーに入り
今回の情報を連絡くれた保護部屋の娘さんのNちゃんも駆けつけてくれていて
保護部屋へ猫を連れて帰ってくれました
相手の要求をのめば、こちらの要望も受け入れてくれないかと思ったからです

柱を裏側から見るとこんな感じなんですが
(仕事の帰り、明るいうちに写真を撮ってきました)
にゃんむすの職場のIさんも買い物に来て私に気付きました
何度か猫の事を案内所に話してくれてたようです

買い物に来ていた女性も子猫の事が心配で
屋上へ行って見に行ってくれたり
何時間も見守ってくれていました(Yさんありがとうございます)
Tさんご夫婦は壁を叩くと薄いサイディングをはがせば
子猫を出せるんじゃないかとあきらめきれません
でも、本当に壁に穴をあけても、子猫が取り出せない構造になっていたらと思うと
不安になりました
工事の許可が下りず途方に暮れていると
「穴が空いてる!」とにゃんむすの職場の人が隙間がある事を見つけました

たぶん雨水を受けている管を支えている鉄のつなぎがささっている場所が
幅1cmくらいの隙間があり
その穴にあったゴミを中の子猫が爪でひっかいて落としたのです!
割りばしを入れると全部がまっすぐ入りました
割りばしより長い木の枝も入っていきます
Tさんが言ってたように壁は薄く、子猫のいるところは空洞になっている事が解りました
その木の枝を揺らしていると、子猫がその枝に爪でひっかきました
4日間お水も食べ物も無い真っ暗な中で過ごした子猫は
どんなにお腹を空かせているでしょう
薄い壁をほんの少し剥がせば子猫が救出できる事を説明し
責任者を説得し続けました
専属の建設会社がするなら信頼できるので許可を出してくれる事になりました
偶然その建設会社の方とお知り合いの方がいましたが
祝日だったせいか連絡が取れませんでした
画像が横になっていますね
焦っててカメラを縦にしてしまってるので見辛いですね
Tさんが子猫に焼カツオを穴から入れて呼びかけてくれていましたが
子猫は4日ぶりに穴から動く物を見たのでしょう
必死で鳴いて助けを求めています
脱水すると子猫は急激に弱ってしまうので
とにかくお水を飲ませなければ
気温が低く私たちも薄着で寒いと感じる夜でしたので
お水を穴から注いでもし子猫が濡れてしまうと
ますます弱ってしまう気がして
車に積んであった紐とフックにジップ付きの小さなビニール袋を引っかけてみました

穴から水がこぼれないよう袋を押しこみ
水の重さでゆっくりとおろしました
地面に底が当たったところで
紐を鉄のつなぎ目に止めておいたが
子猫が水を飲めるような形になっているだろうか・・・
キャリーで猫を捕獲する時に
離れた場所から扉を閉めるための紐とフックが車にあって良かった
Tさんがもしかすると子猫がまだすごく小さいかもしれないので
子猫用の柔らかなフードを買ってきて穴から落としてくれました
どうかフードや水を自力で飲める大きさの子でありますようにと
祈りながら後ろ髪引かれる思いで家に向かいました
帰宅したのは10時半を過ぎていました
私たちが諦めてしまったら
子猫が力尽きて死ぬのを待つ事になる・・・・
たまっていたメールに返信して
子猫にあの隙間から水を飲ませるための容器を作り
息苦しく眠れない夜でした
翌朝ムートンからこれから子猫の所へ行くと連絡があり
にゃんむすも準備していましたら
再びムートンから電話が
「にゃーにゃーにゃー!」と大きな子猫の声とともに
無事に救出できた!と
良かった~~~~~
本当に良かった
朝7時半に建設会社の方が駆けつけてくださり
壁を外してくれたのです
しかし、子猫はお尻から腸が出てしまっていました
獣医さんはみんなこどもの日で休診です
ムートンはあちこち電話をして出てくれた先生は
いつも避妊手術でお世話になっている獣医さんでしたので
事情を説明し子猫をTさんご夫婦とムートンが連れて行ってくれました
腸を洗って元に戻して少し縫ってあります
補液もしていただいたそうです

柱に落ちて真っ暗な中
お水も食べ物も無く鳴きつづけた子猫
明るい陽射しをもう一度あびることができました
名前はサニー君(サンデーちゃん命名)
あなたのこれからのにゃんこ人生がまぶしいくらい幸せでありますように
まだうんちができるか確認しなければいけないので
ムートン預かりのプリンナ、チョコラが保護部屋に移動して
サニーを預かってくれる事になりました
柱の中の猫は屋上に捨てられた子のようですが
猫を捨てる人がいなければこんな事は起きませんでした
先日保護した猫のお世話をしてたおばあちゃんも
そのお人柄から、本当ならご近所の方たちとも
和やかに生活を楽しんでおられたと思います
おばあちゃんに苦情を言う事も
その人にとっては決していい気分でもなく
意地悪で言うわけでも無いと思います
大切に育てているお花を荒らされ、うんちをされたり
オシッコのマーキングやゴミをあさられ
発情期のケンカの声にイライラと
そんな思いをしていたら猫に優しくなれないのは
仕方のないことだと思います
猫を嫌う人も猫に餌をやる人も悪くはありません
猫を捨てる人がいなくならなければ問題は解決できませんね
柱の子猫を助けるために走り回ってくださったOさん
本当にありがとうございました
おかげで誰からの許可が必要かが解り助かりました
翌朝も心配して見に来てくださり
子猫の無事をお話しできて良かったです
次回の選挙で市長さんになったら
猫好きの市民にも、猫嫌いの市民にも住みよい街になるように
そしていつか犬猫の殺処分がゼロになる日がきますように
県や市に働きかけてくださると嬉しいです

サニーを連れてムートンとTさんご夫婦が獣医さんへ向かっている時に
にゃんむすは諭鶴羽へ向かっていました
途中で昨晩ショッピングセンターで子猫の事を心配して
何時間も見守ってくださっていたYさんが
息子さんと一緒に駆けつけてくださいました

病院へサニーを連れて行ってくれてたムートン、Tさんご夫妻
そして、保護部屋で猫たちのお世話をしていたサンデーちゃんも
駆けつけてくれました

小さな命がサニーのように助けを求め鳴いているのかと思うと
何としても助け出してやりたかった

朝からみんな走り回って
日差しが強く顔も真っ赤になっていましたね
提供された情報が二転三転して
諭鶴羽から川沿いの小道を何本も奥まで入って探しました

Yさん、そして息子さんのT君
朝から日が暮れるまで
私たちでは降りられない険しい場所にも
家からはしごやロープを持って来て降りて
腕は切り傷がいっぱいでしたね
Tさんご夫婦もミルクっ子の預かりをジャズさんに
バトンタッチして
今度はまた猫の保護でご無理させてしまいました
情報があてにならないとわかり
Tさんが車を停める場所がある所ではと探してみると
子猫の入っていたと思われる箱があり
2日前に子猫の声がしてたのを聞いた人にも会い
この場所で間違いないと解ってから
徹底的に近辺を探し回りましたが
見つけることができませんでした
どうして子猫を探す事になったのか
これも詳しくは記事に書くことができず、読者の皆様には
本当に申し訳ないです
猫を一緒に探してくださったTさんもYさんもスタッフも
毎日仕事で忙しくしていて
せっかくの連休、体を休められず
大変で辛い思いをさせてしまいました
前日のお祭で、たくさんの人がこの道を練り歩いたそうなので
子猫の声に気付いた人が連れて帰ってくれている事を祈っています
********皆様から届きましたご支援のご報告*******
南あわじ市 M.N様 猫砂4袋、ベッド1個
神奈川県 Y.H様 子猫用ドライフード3袋、子猫用パウチ48個
洲本市 Tさんご夫婦 猫おやつ6個、犬用おやつ1袋
埼玉県 POPTEKO様 6000円
福岡県 姫丸様(にゃんむす部)6600円
大阪府 Y.N様 5000円
たくさんのご支援をいつもありがとうございます
先月も治療にたくさんのお金がかかりましたが
出来る限りの治療を受ける事ができるのも
皆様からのご支援のおかげです
ご支援が届いたご報告やお礼がなかなかできずすみません
大切に使わせていただきますね
では、今日もあーもんさん、POPTEKOさんのブログへ行ってみましょう
コメントをお書きください
ひまわり&ジャスミンママ (金曜日, 08 5月 2015 23:41)
捨てる人がいなくならなければ‼本当にそうですね。それにしても子猫が助かってよかったー!あんなに必死で鳴いて鳴いて、帰らなければならない人たちは後ろ髪引かれる思いだったでしょう。いろいろ言いたいことはありますが、とにかく助かったことを喜びたいと思います。どうかこれからは優しい日の当たるにゃんこ生を送れますように。
O・Y (土曜日, 09 5月 2015 19:09)
柱の中から必死になく子猫ちゃんの声に平気な人は少ないと思います。
捨てることが犯罪になりますが懲罰がないので片手落ちですよね。
でも 捨ててしまう人はそれでも捨ててしまうんですよね。
やり切れない思いがします。
皆様の善意が猫さんたちの命をつないでいると思います。
にゃんむすさん 皆様 猫さんたちを救って下さってありがとうございます。
ウエダ (月曜日, 11 5月 2015 09:51)
いつもいつもありがとうございます。
仔猫たちのことを思って、どれだけ心を痛められたかと思うと…。
助けてもらえる命。
助けてあげられなかった命。
スタッフの方々の気持ちを思うと、
ほんと申し訳なく思うばかりです。
動物たちの命を、軽く考える人たちが多いのが、
ほんと悲しいです。
にゃんむす (月曜日, 11 5月 2015 20:44)
ひまわり&ジャスミンママさん
もしもあのまま壁を外す事をゆるされなかったらと思うと震えてしまいますが
保護できて本当に良かったです
まだ生後1カ月になるかならないかの子なので
お母さんのお乳しか知らない子だったかもしれません
長期戦になっていたら助けられなかったでしょうね
助けてくれた全ての人に感謝です
O.Yさん
鳴き声がしなくなって案内所に尋ねれば子猫が救出された事を知る事ができますが
子猫が死んでしまったと思っている人はきっとあの柱を見るたびに苦しいでしょうね
大きく張り紙で知らせたいところですが
そうする事で「ここに捨てたら助けてもらえるんだ」とカン違いされてしまっても
困るので難しいですね
捨てられた子たちがどんな目に合っているかも知って欲しいのですが・・・
ウエダさん
この活動をしていて喜びや感動はとても多く、保護で来た子たちが幸せになる事も
私たちの喜びですが
助けられなかった子たちの事はなかなか忘れることができませんね
私たちと同じように猫には感情のある生き物だという事を知らない人が多いですね
子猫は元気になりましたよ~