2013年

9月

17日

幸せへの切符

 

4匹の子猫を保護部屋で出産したさつきちゃん

 

子猫たちがみんな里親様に迎えていただいて幸せになり

 

今度はさつきちゃんの番だねと

 

風邪の治療、避妊手術をしました

 

なかなか風邪が治らず、この子はもしかしたら何か病気を

 

持っているかもしれないと思い始めていました

 

そんなさつきちゃんに里親様のお申し込みが入りました

 

先住猫さんがいるお家なのでとても不安になり

 

事前に血液検査をすることにしました

 

結果はエイズ陽性、白血病陰性でした

 

お申込みはキャンセルになりましたが

 

さつきちゃんがエイズ陽性なのは何故か大きなショックではありませんでした

 

ただ、里親様のもとで愛されている子猫たちの事が心配で

 

里親様へどのようにお知らせして良いのかも

 

本当に悩みました

 

 

以前は検査でエイズ陽性と出たら、私はとても悲しくて泣いてしまって

 

いたのですが、エイズってそんなに悲しいことだろうか?

 

保護部屋を卒業していったエイズの猫さんたちは不幸だった?

 

いいえ、どの子も最高に幸せになっているのです

 

 

今までにも何度かお申込みが入った時に「血液検査をお願いします」と

 

頼まれた事がありますが

 

そのたびに「もし陽性だったらキャンセルになるんだよね?

 

検査しなければ、そんな病気を気にしていない人たちからの

 

お申込みも望めるのに、知ってしまったばかりに

 

検査結果を伝えることによってこの子たちは不幸のレッテルを貼られて

 

しまい?保護部屋で何年も過ごすことになるの?それはあんまりではないか」

 

と思わずにいられませんでした

 

でも、それは間違いでした

 

エイズなのに迎えていただけることって

 

里親様の大きな愛情があるってことでもあり

 

迎えてくださった里親様は

 

エイズだからストレスの無いように

 

風邪にも気をつけて、フードにも気を付けてと

 

大切に大切に発症させまいと頑張ってくださるのです

 

これって、不幸な事でしょうか?

 

もしかして、不幸のレッテルではなく

 

幸せの切符を手に入れたようにさえ思えてしまうのです

 

それは、幸せに暮らしているエイズキャリアの猫さんたちを

 

迎えてくださった里親様のおかげです

 

たまおちゃん、ベルちゃん、ブールちゃん、チョビちゃん

 

母子感染の可能性があるかもしれないとわかってて

 

迎えていただいたチョビちゃんの子猫たち

 

どの子もみんな特別な存在になって愛されています

 

検査したら陰性でしたというお知らせもたくさん入っていますが

 

 

迎えてくださった後で検査をしてキャリアだとわかった猫さんもいます

 

たまちゃん、かたもりちゃん、パール君

 

わかった後も愛しいと変わらず愛情を注いでくださっています

 

保護されて保護部屋に連れて来られる猫さんたちを

 

私たちは選ぶことはできません

 

どんな病気も怪我もできる限り治療していきますが

 

キャリアを変えることはできません

 

 

 

 

 

 

 

それでもやっぱり、さつきちゃんの子猫を迎えてくださった

 

里親様にはお知らせしなければいけないと思い

 

メールを送りました

 

知らせを受けた里親様のお気持ちを考えると

 

やはり、辛かったです

 

さつきちゃんの子猫の三毛の菊理(くくり)ちゃんと

 

茶トラの菊花(きっか)君を迎えてくださった里親様は

 

 

*********************************************



菊花&菊理共に着々と体重を増やし

カラカラで着けられなかった首輪が、いつの間にかぴったりになったそうです


二匹とも抱っこが嫌いみたいですね
眠たい時には「撫でれ」攻撃が激しい、ある意味、猫らしい猫です。
確かに、悪さをするのは菊花です(笑)
全く懲りない男、とお呼び下さいと

2匹の様子が目に浮かびますね

”ご連絡、ありがとうございます。
人間にはうつらない事、必ずしも発症しないこと、等調べました。
それだけ知れば十分です。
人間のように管理されて当然の生き物ならともかく、
人に飼われているとはいえ、自然を生きて当然の彼らにとって、
様々な不都合は特別な事ではないと思っておりますので
何がどうなっても天命だと思っています。
ですから、どうぞお気に病まれませんように……。
食べる事と安全に寝る事、何よりもそれを最優先にするのが飼い主の仕事と思っています。
私共なりに頑張っておりますので、どうぞご安心ください。

さつきちゃん、お問い合わせがあったんですね。
うまくいくといいですね。
残暑がしつこくて、皆様も猫ちゃんたちもお疲れの事と存じます。
どうぞ、お体大切になさってくださいませ。”

 

と・・・メールをいただいて

本当になんて暖かで心強いお言葉でしょうと

うれしくてありがたくて涙が出ました

 

 

 

 

 

 

そしてさつきちゃんの子猫のキジトラ兄弟の

 

ピテラちゃんカプリちゃんの里親様からもお返事が届きました

 

 

 

迎えた当初より一回り大きくなり食欲も旺盛で

 

毎日家中を暴れまわっているそうです

 

ゲージに入れている時にしかうまく写真が撮れないほど

 

暴れているようです

 

 

にゃんもっくもさっそく注文してくださり

 

大人気だそうです

 

ワクチン接種も済ませ、健康診断でも虫もおらず、検便の結果も良好だった

 

ようです

 

そして次のようにメールには書かれていました

 

"この度はさつきちゃんの検査結果をお知らせ頂きありがとうございました。

さつきちゃんの様子はいかがでしょうか。

個人的にも色々と調べさせて頂いたのですが生後半年程経ってからの検査が望


ましいとの意見が多いようでした。

かかりつけの獣医師さんに相談の上、適齢になりましたら

 

一度検査のほう受けたく思います。

また結果のほうもご報告させて頂けましたらと存じます。

もちろんなにもないことを願っておりますが、検査結果が陽性でありましても

 

最善を尽くして最後まで幸せにしてあげたいと思っております。

どうぞご安心頂ければと存じます^_^

また可愛い写真をつけてメールをさせて頂きますね

さつきちゃんと、保護部屋の皆様の苦しみや悲しみが少しでも和らぎますように。。

無力でなにもしてあげられず本当に心苦しいですが、お祈り致しております。”

 

 

 

優しい気持ちが詰まったメールにまた涙で字がぼやけていたのですが

 

次に届いたメールに舌を思いっきり出した可愛い写真に

 

吹きだしてしまいました

 

この無邪気で可愛いこの子たちが私たち人間の気持ちを大きく変えていくの

 

ですね

 

 

 

 

幸せの切符を手にした保護部屋の子達が

 

 

どうかみな健康で長生きしますように

 

そしてこれから猫を迎える里親様が

 

迎えた猫さんがキャリアであっても

 

幸せな猫との生活を楽しめますように

 

エイズも白血病も人や犬には移りません

 

血の出るような激しいケンカをしなければ一緒に他の猫と

 

生活しても移ることはほとんどないようです

 

白血病は唾液による感染力が強いようなのですが

 

今は予防するワクチンがあります

 

発症しなければ元気に長生きする子もたくさんいます

 

迎えた猫さんがどんな病気でも

 

何か問題のある子は私たち人間は悪化させないようにと

 

検査も定期的に受けさせたりしますね

 

一緒にいる時間を健康な時よりもっと大切にするようになりますよね

 

病気が見つかった時は私たちが「病気」を「幸せの切符」に変えて

 

持たせてあげれたら猫も人も気持ちが幸せになれるような気がします

 

 

きっといろんな意見もあり、簡単には答えの出ない問題ですが

 

今の気持ちを記事にしました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント: 8 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    ネコおばさん(=^・^=) (火曜日, 17 9月 2013 23:28)

    さつきちゃん、残念でしたね。検査しないでいるより、ちゃんと調べてもらえて幸せだと思います。お外のままだったら今頃どうなっているか。。。洲本の某公共機関前にいた頃の、さつきちゃんを知っていますので本当に感謝しています。寒くても、あるお店の前でいつも丸くなっていたのを見ながらも、我が家は常時10匹前後の猫がいるし。。。と辛かったです。
    昨年保護した雌猫はガリガリぼろぼろでエイズ陽性でした。
    お医者さんの言う通り一月ほどしか家では過ごせないで
    お星様になりましたが最後だけでも暖かい所で過ごせてよかった、と思いたいです。
    本当に日々のお世話、ありがとうございます。

  • #2

    ちーよん (火曜日, 17 9月 2013 23:41)

    物事って、なんでも見方一つで、幸せにも不幸にもなるらしいですね。
    皆様の記事やコメントを読ませていただいていると、幸せになるためのカギをいっぱいいただけそうです。
    多くの猫さん達、またこよなく猫を愛する皆様、ありがとうございます。 感謝

  • #3

    噂の神戸SSあめり王ママ (水曜日, 18 9月 2013 02:07)

    フクちゃんクラちゃんと一緒に連れ帰れなくてごめんね
    でもキャンセルの方がよかったと思ってます
    先住さんが沢山いるので、きっと不調になっても気付くのが遅くなると思います
    全員ワクチンを打った事がないそうですし・・
    エイズとわかって里親希望してくれる方のが最善を尽くしてくれるかな?と思います

    アメリオの検査の時は、陽性になっても引取る事は確定でした
    ただ、事前検査で陽性が出たら、食事や生活を免疫アップ系にしたり
    健康診断を定期的に受けたり、
    より快適に過ごせて少しでも発症を遅らせる為に知りたかったのです

    さつき、心配されてた腎臓や肝臓も問題なくて、
    安心して大人部屋へ移れるようになってよかったです^^
    しーちゃんが引っ越しして一人ぼっちでは寂しいもんね><

    ピテラちゃんカプリちゃんの唐草模様の首輪が可愛い^^

  • #4

    くるみママ♪ (水曜日, 18 9月 2013 23:29)

    とても難しい問題だと思います。
    どうしてエイズワクチンが廃止になってしまったのでしょうね…
    復活を強く望みます。
    そして何より、猫エイズと名付けた人のネーミングセンス!
    これが重罪だと思います(怒)

    私には、先代猫みかんが発症せずに18年11ヵ月生きたと言う証があるので、今があります。
    しかも、知人の猫さんが発症した後、現在は元気でピンピンしていると言う話も聞きます。
    脱!偏見!!それに尽きます

    今日も3姉妹は私に元気と幸せを与えてくれています。



  • #5

    musubichan (水曜日, 18 9月 2013 23:36)

    ネコおばさん

    白いネコの事でメールをくださった方でしょうか
    保護したのはその子だったのかしら
    ボロボロの状態でも最後を見守られ幸せを感じることができて
    本当に良かったです誰にも看取られず最後を外で迎えたネコさんを見ると本当に辛いです

    さつきちゃんはいろんな方が知っていましたよ
    綺麗な三毛柄で目立ちますし人馴れしていましたものね

    これから寒くなってくるとお外の猫さんが気になりますね
    私たちが救えるのはほんの一握りの子たちですが
    1匹でも多くの子たちが幸せになれるようこれからも頑張っていきますね

  • #6

    musubichan (水曜日, 18 9月 2013 23:39)

    ちーよんさん

    私もブログを始めた時、いろんな方の猫日記を読ませていただいて
    本当に勉強になりました
    知らない事がいっぱいで、今まで自分が飼ってきた猫たちに
    申し訳ないくらい無知でしたわ~

    今も日々猫たちに教えられ、少しずつ成長させてもらっています
    (。-д-。)ゞ

  • #7

    musubichan (水曜日, 18 9月 2013 23:47)

    噂の神戸SSアメリ王ママさん

    さつきの検査をさせてほしいと言ったのは私ですし
    もうその里親様のお気持ちだけでとってもうれしかったし
    そんな優しい里親様であったからこそ、先住猫さんに万が一
    知らずに白血病を移してしまったらと不安だったのです
    (結果は白血病ではなかったけど)
    フクちゃんクラちゃんが一緒に迎えていただけただけでも
    感謝の気持ちでいっぱいです

    SSさんのようにエイズとわかっても迎える気持ちに変わりは無いと言っていただけたときは驚きました

    さつきちゃんも今週中には部屋に移動できそうです
    今日も子猫のように鳴いて甘えて遊んでいました
    まだ風邪の症状が残っているのがちょっと心配ですが
    テン君以外はみんなワクチン接種できたし
    テン君もそろそろ去勢手術できそうなのでワクチンも一緒に打ってもらってきますわ~

  • #8

    musubichan (水曜日, 18 9月 2013 23:56)

    くるみママさん
    同感です!!
    誰が猫エイズなんて名前を付けたのか (▼皿▼#)
    エイズに対してどれだけみんな偏見持っていることか
    今からでもいいから名前を変えて欲しいです

    そういう私も保護部屋に通い始めた時は全くエイズに関して
    知識が無くって、保護部屋に当時いたたまお君という猫が
    そうだったんだけど、手袋をしてなでていたんです
    この子を触った手で他の子を触ったら移ると思っていたんです

    くるみママさんのおかげでたくさんの人たちが
    エイズについて考えたり、学んだりしたと思います
    かりんちゃん、くるみちゃん、こうめちゃん、くるみママさん
    本当にありがとうございます